エレクトリックカーテンの終焉とサウンドへのさらなるフォーカス
最近B&Oから新製品となるハイエンド有機ELテレビが発表された。
その名はBeovisionHarmony
同社伝統のギミックに磨きをかけた、スイッチを入れていないときにはまるでオブジェのごとく振る舞う優雅さを備えている。
同社の表現によるとスイッチオンとともにまるで蝶が羽を広げるように動き出す。
画像関係はLGのWebOSをベースとしたシステムで、B&Oは筐体とサウンドシステム、ギミックのデザインに専念している。
BeoVisionEclipseもそうであったように、画質に関しては特別なチューニングは謳っていない。
LGの映像エンジンを使っているようだ。
これはSONYやPanasoniccなどが独自の映像エンジンで差別化を図っているのとは対照的な気がする。
Eclipseと同様に、B&O伝統の、スイッチをオンにした際に画面上左右に幕が開く効果をもたらす、エレクトリックカーテンは廃止されたようだ。ざんね。
この製品の肝はこのダイナミックなギミックと音の良さであろう。相当数のスピーカーと余裕のあるアンプはテレビとして見たら比類するものがないのは事実。
最近は液晶も含めてどんどん大型化しているが、65インチからとなると、それなりに大きなリビング向け、強いて言えば、中国やアメリカのマーケット向けなのではないかと思える製品。
デザイン性でいえばこの製品かなりかっこいいデス。お値段はドイツのcセグメント輸入車一台分くらいと思っていただいた方がよろしいかと思います。
お膝元のデンマークやその他ヨーロッパのマーケットではよりパーソナルで小ぶりなBeoVisionHorizonがラインナップされているので住み分けポイントなのかもしれません。
筆者はシンプルなBeoVisionHorrizonが良いなあ。